広報の発信がAI検索で効く理由|プレスリリースを「一次情報」に変える書き方
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「プレスリリースって、もう効果ないのでは?」——広報担当の方からよく聞かれます。結論から言うと、AI検索の時代になって、むしろプレスリリースの価値は上がりました。理由は、AIが「一次情報(発信元がはっきりした最新の事実)」を強く好むからです。本記事では、Webにくわしくない広報の方に向けて、発信をAIに拾われる「一次情報」に変える書き方を整理します。AI検索対策の全体像は中小企業のためのAI検索対策(LLMO/AEO)入門にまとめています。
一次情報とは
一次情報とは、「その事実を最初に発信した、出どころのはっきりした情報」のことです。自社の新サービス発表、実績数値、独自調査、代表のコメントなどが該当します。AIは回答の裏付けに使えるこうした情報を優先して引用します。逆に、どこかの受け売り(二次情報)は選ばれにくくなっています。
なぜ広報の発信がAIに効くのか
2026年の各種調査では、AIが回答で引用する情報源のうち、検索順位10位以内に入っていたものは10%未満という結果が出ています。順位が高い=引用される、ではないのです。AIが見ているのは「事実として確からしいか」「発信元が明確か」。会社が自ら出す一次情報は、この条件をそのまま満たします。だからこそ、広報の発信は検索順位に関係なくAIに届く可能性を持っています。
AIに拾われるプレスリリースの条件
- 数字が入っている:「多数」ではなく「導入120社」「前年比138%」のように検証できる形。
- 固有名詞がある:社名・製品名・地域名・担当者名を省略しない。
- 日付が明確:いつの事実かをはっきり書く(鮮度が伝わる)。
- 結論が先にある:見出しとリードで「何が起きたか」を言い切る。
- 引用しやすい一文がある:そのまま抜き出せる短い事実文を入れる。
発信チャネル別の特徴
| チャネル | 一次情報としての強み | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 自社サイトのお知らせ/ブログ | 自社が発信元。更新も自由 | 0円 |
| プレスリリース配信サービス | 拡散力・第三者掲載につながる | 3万〜/件 |
| SNS公式アカウント | 鮮度・反応が伝わる | 0円 |
| 取材・寄稿 | 第三者の言及として強い | 案件による |
一次情報に変える手順(5ステップ)
- 事実を1つに絞る:1本のリリースで伝える「新しい事実」を1つに。
- 数字を用意する:件数・割合・金額・期間など、検証できる数値を集める。
- 結論から書く:タイトルとリードで「何が・いつ・どうなった」を先に。
- 自社サイトにも必ず載せる:配信して終わりにせず、自社ページを発信元として残す。
- 関連ページへつなぐ:サービスページやFAQへ内部リンクし、詳細を辿れるようにする。
現場で感じること
ディレクターとしてお客様の発信を見ていて感じるのは、「プレスやお知らせを出して、そのまま流してしまう」ケースが少なくないことです。SNSやニュース配信は時間とともに流れて消えていきますが、AIや検索がたどれるのは「発信元として残っているページ」です。だからこそ、リリースやお知らせは必ず自社サイトにも、数字と日付を添えて残しておくことをおすすめしています。せっかくの一次情報を、一度きりで終わらせないことが大切だと考えています。AIに社名を出させる考え方はAIに指名される会社になるでも解説しています。
よくある質問
Q. プレスリリースはAI検索に本当に効きますか?
A. 効きます。AIは出どころの明確な一次情報を好むため、自社発の事実は引用されやすくなります。ただし数字と日付が入っていることが前提です。
Q. 配信サービスは使うべき?
A. 拡散や第三者掲載を狙うなら有効です。ただし配信だけで完結させず、自社サイトにも必ず同じ情報を残してください。
Q. ニュースになるネタがありません。
A. 大きな発表でなくて大丈夫です。実績数値、導入事例、ちょっとした調査結果も立派な一次情報になります。
Q. どのくらいの頻度で出せばいい?
A. 無理な量産は不要です。伝えるべき事実ができたときに、質を保って出すのが基本です。
Q. 文章が苦手でも書けますか?
A. 「何が・いつ・どうなった・数字」を埋めるだけで骨格はできます。整え方に迷えば制作・広報のパートナーに相談を。
Q. SNSだけではダメですか?
A. SNSは鮮度が強みですが流れて消えます。発信元として残る自社サイトと併用するのがおすすめです。
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