Web制作会社が自社サイトをリニューアルした話(第2回)──サイトより先に、ロゴから始めた
公開日
自社サイトのリニューアルで、私たちがまず手をつけたのはサイトではなく「ロゴ」でした。第2回は、なぜサイトより先にロゴから始めたのか、そしてカラーやフォントまで含めてブランドの軸をどう整えたのかという話です。ウェイト感が決まらず、何度も作り直した裏側も少しだけ。
サイトより先に、ロゴから始めた
第1回では、自社サイトのリニューアルに踏み切った「なぜ」――動機の部分をお話ししました。今回はいよいよ、実際に手を動かしていく話です。
ところで、リニューアルと聞くと「まずサイトのデザインから」と思われるかもしれません。ですが今回、私たちが最初に取りかかったのはサイトではなく、ロゴでした。
理由はシンプルです。サイトは、会社を伝えるための手段のひとつにすぎません。その土台となる「らしさ」の軸がぶれていると、どれだけサイトを整えても、どこかちぐはぐになってしまう。だからこそ、まずは軸そのものをしっかり立て直そう。そう考えて、サイトより先にロゴから着手することにしました。
ロゴは、企業の顔であり、柱
ロゴは、いわば企業の顔です。名刺でも、サイトでも、資料でも、いちばん最初に目に触れる。だからこそ、ここを曖昧にしたまま進めるわけにはいきませんでした。
とはいえ、ゼロからまったく別のものに変えようとは考えませんでした。旧ロゴにも、これまで積み上げてきた良さがあります。長く見てきてくださった方が「シエロだ」と分かる連続性は、大事にしたい。そこで今回は、旧ロゴの良いところを引き継ぎながら、いまの私たちに合うかたちへバージョンアップする、という方針を取りました。
過去を否定するのではなく、受け継いで、少しだけ前へ進める。柱を新しく建て替えるというより、しっかり組み直すイメージです。
色とフォントまで、ルールにする
もうひとつ今回こだわったのが、ロゴを「ロゴ単体」で終わらせなかったことです。
まず色。会社全体のメインカラーを決めるだけでなく、サービスごとのイメージカラーも選定しました。あわせてフォントも、和文・欧文それぞれで基準を設定。さらに、作業する人や環境が違っても仕上がりが大きく外れないよう、いくつかのパターンを持たせる形にしています。
ここが、今回のいちばんの狙いでした。ロゴ・色・フォントをルールとして言語化しておけば、今後つくる制作物――サイトも、資料も、SNSの画像も――のトンマナが自然と揃っていきます。「その場の感覚で毎回決める」から「軸に沿って決める」へ。いわばブランディングの土台づくりです。
正直に言うと、ロゴそのものは一度で決まったわけではありません。特に文字や線のウェイト感――太さのバランスがなかなかしっくりこず、少し太らせては戻し、細くしては見比べ、を何度も繰り返しました。自分の手で作り直しては眺める、という地味な往復の末に、ようやく「これだ」と思えるところに着地しています。
まとめ ──軸ができたら、いよいよサイトへ
今回お伝えしたのは、サイトより先にロゴから始めた、という話でした。ロゴを企業の顔・柱として組み直し、色とフォントまでルール化することで、これからの制作物の軸を先に整える。遠回りに見えて、実はいちばんの近道だったと感じています。
軸ができたことで、ようやくサイトづくりに進むことができました。次回は、その土台の上で「サイトをどう組み立てたか」――情報の並べ方や見せ方で悩んだところを、お話しできればと思います。
もし「ロゴや自社のトンマナ、なんとなくバラバラかもしれない」と感じている方がいれば、そこを整えるだけで発信はぐっと伝わりやすくなります。何か一緒に考えられそうなことがあれば、気軽にお声がけください。
💡 関連記事:シリーズ第1回 「Web制作会社が、自社サイトをリニューアルした話 ──まずは『なぜ』から」 もあわせてどうぞ。
シエロデザインのサービス
お問い合わせ
Webサイト制作・保守・広告運用・Web戦略チーム支援など、私たちシエロデザインが伴走できる領域はさまざまです。
「うちの場合どうすれば?」というご相談も、まずはお気軽にお声がけください。
