サービスについて

港区のWeb制作会社の料金相場2026年版──デザイン・コーディング・CMS・保守の内訳と選び方


公開日

港区のWeb制作会社に発注するとき、「相場感が分からず見積の良し悪しを判断できない」というご相談を、弊社シエロデザインには毎週のようにいただきます。見積書を2〜3社から取ってみても、総額だけ比べて安い方に発注してしまい、後から保守運用の壁にぶつかるケースを何度も目にしてきました。

この記事では、港区に拠点を置くWeb制作会社として、2026年10月時点の料金相場をデザイン・コーディング・CMS・保守の内訳ごとに整理します。相場表を鵜呑みにするためではなく、自社の見積が「相場に対して高いのか安いのか」「安い場合は何が省かれているのか」を判断するための地図として読んでください。

先に結論:中小企業コーポレートサイト 10ページ前後の相場

項目 金額レンジ(税抜) 内訳の目安
TOPページ デザイン 15万〜30万円 FV構成・2案提出・調整2回まで
下層ページ デザイン(10ページ分) 30万〜70万円 テンプレ化前提で1ページ3万〜7万円
コーディング(TOP+下層10ページ) 50万〜90万円 レスポンシブ対応・CMS組込み含む
CMS(WordPress)構築 20万〜40万円 投稿機能・カスタム投稿タイプ・問い合わせフォーム
ディレクション費(上記合計の20%) 合計の約20% 要件定義・進行管理・クライアント窓口
合計目安 140万〜270万円 港区・中小企業・制作会社直受けの中央値

「150万円以下」は何かを削っている可能性、「300万円超」はディレクションの重さ・大手代理店マージン・特殊要件が入っている可能性、と大まかに判断できます。

相場の内訳を分けて見る

Web制作の見積は「デザイン」「コーディング」「CMS」「ディレクション」「保守」の5区分に分かれます。それぞれ単価の読み方を押さえると、総額の意味が明確になります。

1. デザインの相場

ページ区分 金額(1ページあたり) 想定内容
TOPページ 15万〜30万円 サイトの顔・コピー調整・2案提出
下層(大) 8万〜12万円 サービス紹介・事例紹介など情報量多め
下層(中) 5万〜8万円 会社概要・採用など中規模情報
下層(小) 2万〜4万円 テンプレ化できるページ

TOPページだけ単価が跳ねるのは、サイト全体の方向性を1枚で決める役割を担うためです。TOPデザインの質がサイト全体の印象の7割を決めるとも言われます。

2. コーディングの相場

ページ区分 金額(1ページあたり) 想定内容
TOPページ 10万〜18万円 アニメーション・JS実装込み
下層(大) 8万〜12万円 タブ・アコーディオン等UIパーツ多め
下層(中) 5万〜8万円 通常のテキスト+画像レイアウト
下層(小) 2万〜4万円 プライバシーポリシー等の固定テキスト

コーディング単価にはレスポンシブ対応(PC/タブレット/スマホ)が含まれます。レスポンシブ別見積にしている会社は、相対的に総額が低く見えて実質総額は変わらない、というパターンが多いです。

3. CMS(WordPress)構築の相場

要件 金額 備考
標準WordPress + お知らせ投稿のみ 15万〜25万円 既存テーマ流用
標準WordPress + カスタム投稿タイプ2〜3種 25万〜40万円 事例・ブログ・スタッフなど分けた管理
オリジナルテーマ + 独自管理画面 40万〜80万円 自由度高い投稿設計
多言語対応・会員機能・ECなど 80万円〜 別途要件定義必須

4. ディレクション費の相場

プロジェクト規模 金額の目安 内訳
小規模(〜200万円) 合計の15〜20% 要件定義・進行管理・クラ対応
中規模(200〜500万円) 合計の15〜18% 加えて関係者調整・原稿管理
大規模(500万円超) 合計の10〜15% 複数ベンダー調整・PM専任化

ディレクション費を見積に明記していない会社は要注意です。「ディレクション込み」と書かれていても、実態として誰が窓口を担当するのか、クライアントの要件変更にどこまで対応するのか、を確認してください。

5. 保守運用の相場

保守内容 月額 対応内容
監視のみ 5千〜1万円 サーバー死活監視・バックアップ
監視+軽微修正 1万5千〜3万円 月1〜2時間の軽微なテキスト修正
監視+月次更新作業 3万〜7万円 定期的なブログ更新・CMS操作代行
フルサポート 7万〜15万円 戦略相談・改修提案・優先対応

業種別:相場の目安

業種によって必要なページ数・デザイン要件が変わるため、業種別の総額目安も整理します。

業種 総額目安(コーポレートサイト新規制作) 特徴
士業(弁護士・税理士・社労士) 120万〜200万円 信頼感重視・文章量多め・事例ページ必須
医療・クリニック 150万〜250万円 診療案内・医師紹介・予約フォーム連動
BtoBサービス 180万〜300万円 サービス詳細・導入事例・料金ページが要
建設・不動産 200万〜400万円 施工事例ギャラリー・物件検索機能
飲食店・美容サロン 80万〜180万円 写真クオリティ重視・予約機能連動
製造業 200万〜400万円 製品カタログ・技術資料ダウンロード

相場より安い見積のときに確認すべき5項目

相場より3〜5割安い見積が出てきたとき、以下の5項目が省かれていないかを確認してください。

  1. レスポンシブ対応──PC/タブレット/スマホの3デバイス込みか
  2. デザイン修正回数──何回まで含まれるか(通常2〜3回)
  3. 原稿・画像の素材調達──クライアント支給か制作会社手配か
  4. 公開後の軽微修正──何日間含まれるか(通常14〜30日)
  5. 保守運用の初期設定費──月額保守の初期費用の有無

相場より高い見積のときに確認すべき3項目

逆に、相場より3〜5割高い見積が出てきたときは、以下の3項目で説明がつくかを確認してください。

  1. 戦略設計フェーズの濃さ──要件定義・ペルソナ設計・情報設計に時間をかけているか
  2. デザインの特殊性──オリジナルイラスト・アニメーション・独自UIパーツがあるか
  3. 関係者調整の多さ──親会社・外部ステークホルダー対応が含まれているか

説明が明確なら、高くても価値がある見積です。「なんとなく高い」「ブランドで高い」だけなら、他社の見積と比較する価値があります。

港区の制作会社を選ぶ判断軸

港区には大手代理店系列から個人フリーランスまで無数の制作会社があります。中小企業の発注担当者が「価格と価値のバランス」で選ぶとき、以下の判断軸をおすすめしています。

判断軸 見るポイント 合格ライン
見積の内訳が明記されている 項目ごとの単価・工数 「一式〇〇万円」ではなく明細化
要件定義フェーズを提案している いきなり見積を出さない 要件ヒヤリング→要件定義書→見積の順
保守運用プランがある 公開後の対応体制 月額保守 or スポット対応の選択肢
過去事例を見せられる 同業種・同規模の実例 最低3社の事例紹介
直受け or 代理店マージン 間に何社入るか 直受けなら相対的に総額が抑えられる
担当ディレクターの経歴 プロジェクト経験年数 5年以上の経験者が窓口になる

cielo の実運用:見積提示の方針

弊社シエロデザインでは、初回ヒヤリング後、以下の構成で見積を提示しています。

  • 要件定義フェーズと制作フェーズを 見積を分けて提示(要件が固まる前の制作見積は精度が低いため)
  • デザイン・コーディング・CMS・ディレクション・保守 を明細化して提示
  • 「他社と比較してください」と 明示的にお伝えする(相場観で判断いただく方が、長期的にお互い健全)
  • 公開後30日の軽微修正は無償対応、以降は月額保守 or スポット対応

弊社の見積が「他社より高い」と言われた場合、要件定義・デザイン修正回数・公開後の対応範囲がどう違うかを必ずご説明します。「安い理由」「高い理由」の両方を説明できる見積が、健全な見積だと考えています。

よくある質問

Q. 相見積は何社まで取るのが適切ですか?

A. 3社がおすすめです。1社では相場が分からず、5社以上は比較のコストが高すぎます。3社で金額と提案内容の差を見れば、おおよその判断がつきます。

Q. 見積にリニューアル原稿作成は含まれていますか?

A. 一般的には含まれていません。原稿はクライアント支給が標準で、ライター手配が必要な場合は別途1ページ3万〜8万円が目安です。

Q. 写真撮影は見積に入っていますか?

A. 入っていないケースが多いです。撮影が必要な場合は、半日2〜5万円・1日4〜10万円が目安です(カメラマン手配含む)。

Q. 公開後のサーバー・ドメイン費用は誰が払いますか?

A. 原則クライアント負担です。制作会社がサーバー契約を代行するケースはありますが、支払いはクライアント名義で行うのが一般的です。

Q. 見積の有効期限はどのくらいですか?

A. 通常30日〜60日です。期限を過ぎると、原材料費・人件費の変動で単価が変わる可能性があります。

Q. 支払いタイミングは分割できますか?

A. 契約時30% / 中間30% / 公開時40%の3分割が標準的です。中小企業・初回取引の場合は契約時50% / 公開時50%の2分割もあります。

Q. 契約書はどのタイミングで交わしますか?

A. 見積承認後・制作着手前が標準です。発注書 or 業務委託契約書の形式が一般的で、著作権帰属・納品物の範囲・瑕疵担保責任を明記します。

Q. シエロデザインに相談するとき、何を準備すればよいですか?

A. 「サイト新規制作 or リニューアルの目的」「公開希望時期」「概算予算(なければ『相場を知りたい』でOK)」の3点があれば、初回打ち合わせで方向性を具体化できます。

まとめ:発注前チェックリスト

  1. 相場表と自社の見積を照合し、どこが相場と離れているかを把握する
  2. 相場より安いなら 5項目の省略を疑い、相場より高いなら 3項目の付加価値を確認する
  3. 見積は 明細化されているか・一式になっていないかをチェックする
  4. 保守運用プランの提示があるか、公開後の対応を確認する
  5. 最低3社から相見積を取り、金額と提案内容の両面で比較する

弊社シエロデザインでは、港区・東京都内を中心にBtoBサービス業・士業・医療・製造業などの中小企業Webサイト制作をお手伝いしています。「相場感が分からない」「見積の読み方を相談したい」といったご相談もお気軽にどうぞ。発注されなくても相場の見方だけお伝えするご相談も承っています。

この記事を書いた人

佐藤 広樹

WEBディレクター

佐藤 広樹 Sato

仕事を通じて出会った方から「人から学ぶ」ことを大切に、AIやWEBから得られない知見を吸収するよう意識しています。

シエロデザインのサービス

サービス一覧を見る →

お問い合わせ

Webサイト制作・保守・広告運用・Web戦略チーム支援など、私たちシエロデザインが伴走できる領域はさまざまです。
「うちの場合どうすれば?」というご相談も、まずはお気軽にお声がけください。

お問い合わせフォームへ →